
鍋炊きご飯生活はどう?炊飯器がないと大変?
こんにちは。おうち大好きブロガーのりおです。
炊飯器を卒業して、鍋ご飯生活をはじめて3年が経ちました。
鍋炊きご飯は想像以上に美味しくて、しかも早く炊ける。炊飯器の購入費用や電気代も節約できて、キッチンがスッキリ。まさに「炊飯器をやめたら人生が変わった!」と実感しました。
この記事では、炊飯器なしの生活が気になる方に向けて、鍋炊きご飯の魅力やメリットをわかりやすくお伝えします。
炊飯器を卒業した理由





「炊飯器って本当に必要?」
そう思うようになったのは、炊飯器を実際に使う頻度と、その負担が釣り合っていないと感じ始めたからです。毎日当たり前のようにある家電ですが、よく考えてみるとデメリットもたくさんありました。
ここでは、私が炊飯器をやめるきっかけになった主な理由をご紹介します。
電気代が高い


最近は物価高や電気代の値上げで、日々の光熱費が気になる人も多いのではないでしょうか。炊飯器もその一因でした。
夜にタイマーをセットすれば、朝には炊き立てご飯が食べられて便利ですが、その裏ではしっかり電気代がかかっています。
しかも「保温機能」を使うと、1日中ずっと電気を消費してしまうことに…。
私も以前は朝に炊いて夜まで保温する生活でしたが、電気代の請求書を見て「本当に必要?」と考えるようになりました。
炊飯に時間がかかる
炊飯器のもう一つの不満は「炊飯時間の長さ」でした。私の愛用していた圧力釜の炊飯器では通常の炊飯で約90分、早炊きコースでも40分近くかかります。
うっかりご飯を炊き忘れてしまったときは、次の食事まで待つしかなく、とても不便でした。鍋で炊けば15分ほどで炊き上がるので、この差は大きいと感じています。
洗い物が多い
実は、炊飯器は洗い物が多いんですよね。
内蓋や水受け、蒸気口のパーツまで取り外して洗う必要があり、意外と手間がかかります。
忙しい日や疲れているときに、この洗い物の多さが小さなストレスになっていました。鍋炊きなら鍋と蓋だけを洗えば済むので、とてもシンプルです。
炊飯器は寿命が短く、買い替え費用が高い


家電の中でも炊飯器は寿命が短く、3〜7年程度で買い替える必要があるといわれています。
しかも、ある程度の機能がついたものを選ぶと1万円以上は当たり前。高性能モデルだと数万円することもあります。
「何年かおきに買い替えて、また大きな出費…」と考えると、経済的な負担も小さくありません。
キッチンのスペースを取る


一人暮らしや狭めのキッチンでは、炊飯器の置き場所に悩むことが多いですよね。調理スペースを圧迫したり、コンセントの位置で置き場所が限られたりと、意外と大きな存在感があります。
私の家ではさらに、コーヒーや紅茶の器具、製菓グッズも揃えているため、収納スペースの確保は常に課題でした。その中で炊飯器が占めるスペースは、かなりの負担に…。
思い切って炊飯器を手放してみると、調理台が広々と使えるようになり、キッチン全体がスッキリしました。
毎日の料理や片付けがしやすくなり、気分まで軽くなったのを実感しています。
鍋炊きご飯にして変わったこと
炊飯器を手放して鍋でご飯を炊くようになってから、生活が思った以上に快適になりました。実際に感じた大きな変化をご紹介します。
炊き立てご飯が本当に美味しい





パン党でしたが、ご飯を美味しく食べるようになりました。
まず驚いたのが、ご飯の味です。
鍋で炊いたご飯はふっくらツヤツヤで、お米の甘みがしっかり感じられます。特に土鍋や厚手の鍋を使うと、ほんのりおこげができて香ばしさもプラス。
「お米ってこんなに美味しかったのか」と思うほど、炊飯器とは違う仕上がりに感動しました。ご飯が主役になるので、簡単なおかずでも満足感がぐっと高まります。



玄米や炊き込みご飯も美味しく炊けます!
炊飯が15分でできる
炊飯器では1時間以上かかっていたご飯も、鍋なら約15分で炊き上がります。蒸らし時間を入れても30分以内。
「ご飯炊き忘れた!」というときでもすぐに対応できるので、外食やコンビニで済ませる回数が減り、結果的に節約にもなりました。
電気代が節約になる


鍋炊きはコンロのガスやIHを使うので、炊飯器のように長時間電気を消費しません。さらに「保温機能」がない分、無駄な電気代がゼロ。
私の場合、以前は1日中炊飯器の保温機能を使っていましたが、鍋に変えてからはその分の電気代が浮き、家計のちょっとした節約につながっています。


鍋ご飯のデメリットと注意点


保温ができない
鍋炊きご飯の最大のデメリットの一つは、炊飯器のように長時間保温できないことです。
炊き上がったご飯は、できるだけ早めに食べるか、残った分はラップに包んで冷凍保存するのが基本です。
実は炊飯器で長時間保温しても、ご飯が乾燥してパサパサになったり、味が落ちることがあります。そのため、鍋炊きに限らず「保温はあまりおすすめできない」という点は共通です。



早めに小分けにして、余熱が覚めたら早めに冷凍保存すると、次の日も美味しく食べられます。
冷凍保存しておけば、必要な分だけ解凍して食べられるので、忙しい朝や一人暮らしでも安心です。
タイマーが使えない
炊飯器の便利な機能の一つに「タイマー炊飯」がありますが、鍋炊きではこれが使えません。
そのため、朝起きてすぐ炊く、帰宅後に炊くなど、自分の生活リズムに合わせてタイミングを調整する必要があります。
ただし、手動で炊く分、炊きたてご飯をそのまま楽しめるメリットもあります。



おかずを作りながら炊いたり、休日にまとめて炊いて、冷凍保存しています
炊飯中は火加減に注意
鍋炊きご飯は火加減が重要です。強すぎると吹きこぼれや焦げ付きの原因になりますし、弱すぎるとふっくら炊けません。
おすすめは、最初は中火で沸騰させ、沸騰後は弱火でじっくり炊く方法。慣れるまでは焦げ付きや吹きこぼれをチェックしながら炊くと安心です。



IHのタイマー機能を使えば、基本放置で調理できます!
鍋炊きご飯の始め方
炊飯器を卒業して鍋でご飯を炊くのは、意外と簡単です。ここでは、初心者でも失敗しにくい道具と基本の炊き方を紹介します。
鍋ご飯に必要な道具
鍋ご飯を始めるために、必要な道具はこちら。
- 厚手の鍋(蓋つき)
- 計量カップ or はかり
- キッチンタイマー








鍋ご飯の基本の炊き方
- 米1合(150g)
- 水 200ml
- 雑穀(お好みで)
米を数回水で研ぎ、余分なぬかを落とします。研いだ後は水に浸しておくとふっくら炊けます。
米と分量通りの水を鍋に入れ、蓋をして準備します。
蓋をして中火で沸騰するまで加熱する。沸騰しているか確認するために、蓋を開けてOK。
沸騰したら弱火で、10〜15分(量による)
蓋を開けずに10分ほど蒸らす。



我が家で愛用中の雑穀はこちら
鍋炊きご飯がおすすめな人


鍋炊きご飯にはメリットが多いですが、特に以下のような人に向いています。自分の生活スタイルに当てはまるかチェックしてみましょう。
一人暮らしやミニマリストな人
一人暮らしやキッチンが狭い家庭では、炊飯器のスペースや存在感が意外と負担になります。
鍋炊きであれば、普段使っている鍋をそのまま使えるので、新たに大きな家電を置く必要がありません。
また、道具が少なく済むため、ミニマリストやシンプルライフを目指す人にも最適です。調理台や収納スペースを有効に使えて、キッチン全体がスッキリします。
炊き立ての絶品ご飯が食べたい人


鍋炊きご飯は、炊飯器では味わえない「炊き立ての香りと甘み」を楽しめます。土鍋や厚手の鍋で炊くと、ふっくらした粒立ちとほんのりおこげも楽しめて、毎日の食事がちょっと特別に。
ご飯本来の美味しさを味わいたい人や、簡単でも贅沢感を感じたい人には、特におすすめです。
炊飯で節約・時短したい人


鍋炊きは、炊飯器よりも電気代や保温による無駄な消費を減らせます。また、炊飯時間も15分前後で済むため、忙しい朝や帰宅後でも短時間で炊けます。
「食費や光熱費を抑えたい」「炊飯にかける時間を減らしたい」という人にとって、鍋炊きご飯は生活を少しラクにしてくれる方法です。
まとめ:炊飯器卒業!鍋炊きご飯で節約・時短・絶品ライフ


炊飯器を手放して鍋でご飯を炊く生活に変えると、思った以上にメリットが多く、毎日の食事やキッチン環境が快適になります。
- 炊き立てご飯が美味しい
- 節約&時短になる
- キッチンがスッキリする
一人暮らしの方、ミニマリスト、節約や時短を重視したい方、炊き立ての絶品ご飯を楽しみたい方には、鍋炊きご飯は特におすすめです。
土鍋や厚手のホーロー鍋がおすすめ。特にホーロー鍋は、他の料理やパン・お菓子作りにも使えるので、1台あると、料理の幅が広がります。
炊飯器を卒業して、シンプルで美味しいご飯生活を始めてみませんか?

