硬い柑橘の皮は剥きにくい……。無駄にしない方法はないかな?
伊予柑やはっさくなどの柑橘類は、みかんと比べると実が大きく・皮が固いフルーツです。
外皮のむき方、薄皮の外し方など困ったことはないでしょうか。
そこで今回は実を無駄にしない、「伊予柑・はっさくのキレイな皮のむきかた」を解説します。
このむき方を覚えてしまえば、その他の柑橘フルーツにも応用可能です。
- 伊予柑・はっさくとは?
- おいしい伊予柑・はっさくの選び方
- 保存方法
- 無駄のないむきかた
伊予柑・はっさくの基本情報
伊予柑とは?
いよかんは、日本固有の柑橘類の一種です。
その名前は、愛媛県(旧称・伊予国)で古くから栽培されていたことに由来します。
一般的には冬から春にかけて旬を迎え、主な産地は愛媛県や鹿児島県などです。
いよかんの特徴は、薄い果皮とジューシーで甘酸っぱい果肉です
皮をむくと、爽やかな香りが広がり、食感が柔らかく、種子が少ないことが特徴です。
いよかんはビタミンCやカルシウム、食物繊維が豊富に含まれており、風邪予防や美肌効果などの健康効果も期待されています。
そのまま食べる他、ジュースやジャム、料理の材料としても利用され、幅広い用途で愛されています。
はっさくとは?
はっさくは、日本原産の柑橘類で、主に冬から春にかけて旬を迎えます。
果汁は少なめでシャキシャキとした果肉の食感と、甘みに中に、ほのかな酸味と苦味が感じられます。
現在では主に、和歌山県で生産されています。
はっさくは、江戸時代に広島県で発見されました。
名前の由来は、「八朔の頃(旧暦の8月1日)に食べられたから」というのが定説になっています。
はっさくの苦味成分「ナリンギン」には食欲抑制作用や抗酸化作用があるので、ダイエット効果も期待されています。
ナリンギンは皮に多く含まれています。
今回は内皮の外しかたをご紹介しますが、皮付きのまま食べることもオススメです。
伊予柑・はっさくの選び方
美味しい伊予柑の選び方
- 皮と実に隙間がない浮き皮になっていないもの
- ヘタが小さいもの
- 皮にハリとツヤがあるもの
- 色が濃い橙色のもの
- 果汁を含んでずっしり重いもの
美味しいはっさくの選び方
- ヘタが緑色で、鮮度のいいもの
- 皮にハリとツヤがあるもの
- 色が明るい橙黄色のもの
- 果汁を含んでずっしり重いもの
伊予柑・はっさくの保存方法
直射日光を避けて、風通しのよい冷暗所で保存します。
冷蔵庫の野菜室で保存する場合は乾燥を防ぐために、ラップや新聞紙で包んでください。
気温の高いときは早めに食べ切りましょう。
酸味が強い場合は常温で数日置いてから食べるとオススメです。
伊予柑・はっさくの包丁を使ったむきかた
1.まず果物の上下を落とす。
少し果肉が皮に残る程度に切り落とすことがおすすめ。
白い部分が残っていると薄皮をむくときに崩れてしまうことがあります。
2.側面を丁寧に切り落としていく
3.すべて側面を切り落とした状態です。
薄皮が気にならない場合はここで等分して食べると皮の栄養を逃さずに摂取できます。
このように白い筋が残っているときれいに薄皮が外れないことがあるので、包丁で取り除きましょう。
4.薄皮をめくり、一枚ずつはがす。
ここで種も取り除く。
もし薄皮が外れづらい場合は薄皮と薄皮の間に包丁をいれると楽にむけます。
今回は5個すべてむいてみました。
そのまま食べるのも美味しいですが、ヨーグルトやサラダにいれたり、パンに乗せて食べることもオススメです。
残った皮のリメイク術
皮には「ナリンギン」「リモネン」「ヘスペリジン」などの栄養成分が含まれています。
- むくみや食欲抑制するダイエット効果
- アレルギー抑制効果
- 血糖値やコレステロール値上昇抑制する生活習慣病予防効果
などなど
柑橘類の皮には捨ててしまうにはもったいない栄養がたっぷり含まれています。
また皮を活用することで、生ゴミを削減することもできるので、身体と環境にやさしい暮らしが可能です。
以下の記事を参考にしてみてください。
皮を利用する場合はワックス不使用・低農薬のものを使うことをオススメします。
まとめ
伊予柑やはっさくの簡単なむきかたをご紹介しました。
この方法はオレンジやグレープフルーツなど他の柑橘フルーツでも応用可能です。
正しい方法を知ることで、果実の風味や栄養を逃さずに、さらに美味しく楽しむことができます。
ぜひ、これらの方法を試してみて、伊予柑やはっさくの美味しさを存分に堪能してください!